イメージが音を変える

昨日はピアノのレッスンでした。

演奏にはイメージが大切だということを
改めて感じました。

ピアニストは、暗譜(楽譜を見ないで弾く)
で演奏することが多いので
ここ1か月は、暗譜に集中して練習してきました。

5分半の曲を、ほぼ暗譜できたのですが
時々度忘れするので
楽譜を思い出しながら演奏していたら
「暗譜できているけど、
棒読みで白黒の絵を見てるみたい」
と指摘を受けました。

演奏するのは、
ドビュッシーの『ベルガマスク組曲 プレリュード』
組曲の中の3つ目、『月の光』が有名な曲です。
詩を元に作られているので
情景が目に浮かぶような曲のはずです。

それが白黒に聞こえるということは、
楽譜の色がそのまま音になってしまったの?
先生、透視能力でもあるんですか??

そうではなく、
イメージしたことは、
ちゃんと音に乗って出てくる、ということです。

話し声でも、
「あ、この人原稿読んでるな」
とわかることってありますよね。
それと同じです。


「後半は気を取り直して、
ちゃんとイメージが伝わってきたわよ」

はっ!イメージするのを忘れてた!
と思い出した瞬間があり、
そこから音が変わったようです。

もう一度、5秒くらいイメージしてから演奏したときは
「ガラっとよくなった!
これが最初からできるといいわね」
とほめてもらえました。


5秒で変わる、イメージトレーニン
のお話でした。