沖縄のナポリタン
あんこさんです。
昨日のランチは、会社近くの喫茶店で
ナポリタンを食べました。
沖縄のナポリタンには、
トーストがついてくるのが当たり前なのだそうです。
これに小さなぜんざいもついて、炭水化物のオンパレード。
おかげで午後は満腹してうとうと・・・
いえいえ、もりもり仕事をがんばりました。
注文してからナポリタンを待っている間に
ふとスマートフォンを見ると、
『ナポリターナの夕べ』というタイトルでメールが届いていて笑ってしまいました。
勉強になりそうなので、掲載させていただきますね。
【新潟】ナポリターナの夕べ(テノール齋藤リサイタル)|ナポリターナは新潟に合う【新潟ブログ】
すてきなチラシに、イタリア語で何か書いてあります。
Serata dell'arie antiche e canzoni napoletane
どんな意味か手元に辞書があるので調べてみました。
serata・・・夕べ 晩
これはすぐ見つかります。
そのあとの、
dell'? arie? antiche
canzoni? napoletane?
私のポケット辞書には載っていないほど難しい単語なの??
一緒に考えてみましょうか。
napoletaneあたりは、日本語の通り、ナポリターナ
というのはわかりますね。
声のサロンで使用しているイタリア古典歌曲の楽譜には
arie antiche italianeと書いてあります。
arie anticheで古典歌曲、ということみたいですね。
- 作者: 畑中良輔
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
- 発売日: 2005/03/17
- メディア: 楽譜
- 購入: 5人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
canzoni⇒カンツォーネ だったら聞いたことがあるでしょう。
ここまでお話すれば、勘のいい方は
そろそろ気づいていらっしゃるかもしれません。
arie⇒aria
canzoni⇒canzone
napoletane⇒napoletana
italiane⇒italiana
ちょっと変身しているだけだったようですね。
どんな変身かというと、
『女性形・複数』というくくりに変身しています。
矢印の右側の形だったら小さな辞書にもちゃんと載っています。
イタリア語など、ラテン系の言語は名詞⇒形容詞の順で並びます。
名詞から見てみましょう。
aria
canzone
どちらも女性形・単数です。
英語以外の外国語を勉強したことがない人にとって
『男性・女性』というのがひっかかるかもしれません。
名詞の性別と数によって、
形容詞など、周りの単語まで性別・数が変わる、
『性・数一致』というルールがあるのです。
人の名前で考えると少し簡単です。
Francesca(フランチェスカ)だったら女性
Francesco(フランチェスコ)だったら男性
と名前の語尾でなんとなく性別がわかります。
(ちなみにフランス人だったら、フランソワーズ/フランソワ)
意味ではなく、音で区別している
というところが重要です。
aで終わると女性形、oで終わると男性形
のように音で区別が付きます。
canzoneのようにeで終わる単語は、覚えるしかありません。
文やかたまりごと音で覚えて、そこから想像を膨らまるといいと思います。
napoletaneもeで終わっているけど、
これはすでに複数形に変わった形です。
女性形・複数の名詞の作り方(大原則)
a⇒e
e⇒i
男性形・複数の場合は
o⇒i
e⇒i
つまり、eで終わる単語は、男女がわからないけど
iにしておけば、なんとかなりそうです。
(大原則というからには、例外がつきものなのです)
形容詞はさらりと。
anticheのもとは、antico
(例外の変身方法その1)
アンティークと似ているので、覚えられそう。
arieもcanzoniも複数形なので、
いっぱい歌っていただけるのではないかと期待しています。
10月になれば、新潟に直行できる便があるらしいので
いまから飛行機を予約しておきます。
ここまでお勉強にお付き合いいただき、ありがとうございました。
私もイタリア語、超初心者です。
一緒にがんばりましょう。
歌うと自然と覚えられるようです。
参考図書
- 作者: 郡史郎,池田廉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 作者: 菊池正和
- 出版社/メーカー: 国際語学社
- 発売日: 2010/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
最近気づいたのは、沖縄方言(うちなーぐち)の
『ぐゎー』という言葉が、やたらと使われていることです。
まちぐゎー
すーじぐゎー
ちるぐゎー
むいぐゎー
別に、大阪のおばちゃんが、擬態語で道案内しているのではなく
小さい、かわいい、などという意味のようです。
あんこの『こ』のような働きかもしれません。
すーじ⇒筋(路)+小さい
=小路
のように名詞の後ろにくっつきます。
ラテン系の形容詞と同じ系統なのかも??
ほかの形容詞を思い出してみると
ぐゎー以外にきいたのは、
ちゅら(美しい)とかマギー(大きい)とか
名詞の前についていたので、そう簡単にはいかないようです。