夏はお茶もおいしい

あんこさんです。

先日うかがった、カメリア・シネンシスの
テイスティング会に参加してきました。
カメリアより、8月のテイスティング会開催のお知らせです。:カメリア・シネンシス便り



夏はお茶がおいしい季節です。
寒いときのほうが温かいお茶が飲みたくなるかもしれませんが、
夏こそ、熱いお茶がおいしいと思っています。

特に、台湾茶は湿度が高いほうが
香りがわかりやす気がします。

今日の沖縄は、
日差しが強くて、くらくらしながらお店にたどり着き
その後はザーッと雨が降る時間もあり
じめじめして、お茶日和な1日でした。

お店の中は、エアコンが涼しく
影響は少ないかもしれませんが、
乾燥している関東の冬場とは比べものになりません。
台湾も湿度の高い地域だから、
その空気に近いと香りが引き出されるのかもしれませんね。


今日のテイスティング会は
「台湾の新茶を楽しむ会」というお題でした。

四季春茶 3種類
台湾紅茶(台湾在来種)
東方美人茶
阿里山ありさん)茶 2種類
碧緑渓(ぴーりーしー?)茶

これで全部かなぁ・・・
覚えきれないくらいいただきました。

2012年の春は、
天候が良くなくて全体的に味がよくない、
生徒さんたちにおいしいお茶を紹介できなくて申し訳ない
とご主人の師匠は残念がっているそうです。

それでも、入れ方や、ちょうどいい焙煎で
おいしさを引き出していらっしゃいました。

本では学べない、いろいろなことを教えてくださり
最後のお茶は、ほとんど市場には出ていない
貴重なお茶だそうです。


香りをことばにするとき、
花やくだもの・そのほかの食べ物によく例えます。


「これは、枇杷びわ)に似ているね」
「べっこう飴の甘くて香ばしいかおりがする」
など
ことばで教えてもらったり、自分で表現することで、
より強く認識できる気がします。

枇杷の香りがする、というのは初めて聞いた表現だし
最近よくわかるようになったのは「辛み」がお茶に含まれていることです。
教えてもらわないと私は気が付かないので
残念な気持ちもありますが、
教えてもらうことで世界が広がるのはうれしいことです。
教えられずに自分で気づく人はすごいですね。


人間はことばでできているんだなぁということを
改めて実感したテイスティング会でした。



最後に、緑茶きんつば(あんこのお菓子です)が出てきて、
やられてしまいました。


奥様のご実家は、緑茶の北限として有名な
新潟県村上市にあるそうで、
その緑茶屋さんが作っている、きんつばをいただきました。
緑茶が主張しすぎず、あんこを引き立てています。
そして、あんこそのものも、私好みの味でした。

このお茶屋さん、ただものではありません。
いつか、いえ、近いうちにお邪魔するかもしれません。


夏は、あんこもおいしい。


今週のお題「夏の味」