夏は来ぬ

あんこさんです。

東京・埼玉はずいぶん暖かくなってきました。
沖縄はもう梅雨入りだそうですね。

『夏は来ぬ』という、日本の歌をご存じですか？
明日、『歌声の会』でピアノ伴奏をします。
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先生に伴奏を頼まれたとき
名前も知らない曲だったので
もしかしてご存じない方も多いのでは
と思い、ご紹介することにしました。

歌詞を見ると、
古風な言葉がところどころにあり
覚えにくいかもしれませんが
この古さがいい雰囲気をかもし出しています。

夏は来ぬ
佐佐木　信綱　作詞
小山　作之助　作曲

1.卯（う）の花のにおう垣根に
時鳥（ほととぎす）　早も来なきて
忍音（しのびね）もらす　夏は来ぬ

2.さみだれの　そそぐ山田に
早乙女が　裳裾（もすそ）ぬらして
玉苗（たまなえ）ううる　夏は来ぬ

3.橘（たちばな）の　かおるのきばに
窓近く　蛍とびかい
おこたり諌（いさ）むる　夏は来ぬ

4.棟（あうち）ちる　川べの宿の
門（かど）遠く　水鶏（くいな）声して
夕月すずしき　夏は来ぬ

（ここでちょっと間奏）

5.さつきやみ　蛍とびかい
水鶏（くいな）なき　卯の花さきて
早苗（さなえ）うえわたす　夏は来ぬ

2番までであっさり終わろうと思ったら、
「5番まででも、そんなに長くないよね」
と先生からリクエストがありました。
知らない方も、5番を歌う頃には
メロディを覚えているでしょう。

最後は、出演者がみんなそろってカーテンコール!
という、もりだくさんな歌詞が
ちょっと面白いですね。

ちょうど今の季節にぴったりの曲です。

一夜漬けでも、
一緒に雰囲気を楽しみましょう。