歌声の力

歌声の会に参加してきました。

【新潟】新潟市の紅茶専門店 《英国紅茶サロン メイフェア》【新潟ブログ】

新曲を6曲も立て続けに覚えて
サンドイッチやタルトにあんこのスコーンもいただいて
頭もお腹もいっぱいです。

私たちはなぜこんなにも歌に惹かれるんでしょうね。

カラオケでストレス発散する人もいれば
逆に、上手く歌えないことがコンプレックスになってしまう人もいるくらい
感情とか本能に関わっていることなのかもしれません。

日本の歌、イタリアの歌からは少し離れますが
最近NHKで見た番組をご紹介します。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/140520.html

イギリスで有名なカリスマ合唱団指揮者、ギャレス・マローンが
職場で一から合唱団を作り、
4つの職場合唱団がNo.1を競い合う、というシリーズです。

会社の中で声をかけてメンバーを募集するシーンから始まります。
カリスマとはいえ「合唱団を作りにきました〜」
といきなり来ても
「歌はだめなの」と断られてしまったり
合唱経験者がなかなかいなかったり、出だしで苦労します。

オーディションを受けて、人数がしぼられるのですが
選ばれる基準は、歌唱力だけではありません。
パートのバランス、部署や立場のバランスも考慮して選ばれるところが、
普通の合唱団と異なるところです。

部署が違う、立場が違う、
合唱団がなければ話すことのない人たちが集まっているので
職場の中で”偉くない”立場の人たちは「わたしなんて」と怖じ気づいていたり
高度な技術を持った人(医師など)とそうでない人(物資運搬係など)との間に壁があったり。

テレビ(主にドラマかな)などで身につけた偏った見方かもしれませんが、
『外人さん』って、
自信たっぷり、前向きな人たちというイメージで
しかも、イギリスなんて合唱が盛んな印象だったので
恥ずかしがったり、不安になったり、感情を出せなかったりして
なぁんだ、同じ人間なんだ、と身近な存在に思えてきます。

少しずつ感情をさらけ出すようになったり
さまざまな立場の人がお互いに励ましあったり
ステージに立って聞いてもらえたことに喜んだりして
時間を追うごとに成長していくのが
自分のことのように嬉しくなってしまいました。

いい声が出て、ハーモニーが作れたとき
「わたしから音楽が作られてる!」と興奮して話していたのが印象的で
大人がこんなにがんばる姿って、なんかいい、と思いました。

歌を通して、仲間ができ
歌をプレゼントする喜びを知り
歌を聴いた人が勇気や幸せをもらう

歌声には歌う人も聞く人も一つにする力がある
だから歌に惹かれるのでしょう。

歌声を磨くことに携わることができて、幸せです。


ちょっとおまけ
一番グッときた水道会社の合唱団の成長ぶりをご覧ください。

優勝を決めた最後のステージ