月がきれいです

あんこさんです。

土日は、冬の講座・ピアノマスタークラス・声のサロン補習
3つの講座を新潟で受けて沖縄に帰ったら、
月がきれいに輝いていました。

習ったばかりの
Vaga luna, che inargenti(優雅な月よ)を歌いたくなる夜です。


冬の講座では、発表会に向けて練習中
という方がたくさんいらっしゃいました。

ちょっと背伸びをした曲を選んだ方は
技術的なところで引っかかっているころかもしれませんね。
私もその一人です。

高音が出ない、指が回らない、など
ついつい技術にばかり目が行ってしまい、
大切なものを忘れてしまっていませんか?


ドビュッシーの『月の光(clair de lune)』
この曲で私のピアニスト人生が大きく変わりました。

この曲が弾けたらもう弾きたい曲は他にない
これで最後にしよう、と気合が入っていたので
曲の元になった詩を調べたり、イメージを膨らませたりして
1年近くかけて準備しました。

詩から映像をイメージしてみたり、
自分で物語を作ってみたり
聞こえる音からどんな色が見えるだろう
気温はどのくらいだろう、
音に触ったらどんな感触だろう、と五感をフルに使ってみたり。

月のように上品なシャンパンゴールドのドレスにも出会い
社会人1年目のお給料でがんばって買っちゃいました。


最初は技術が追い付かず、
譜読みだけで半年くらいかかりましたが
イメージができてからは
音色ががらりと変わり、速いところもコツをつかんできました。

イメージだけでは弾けるようになりませんが、
イメージが技術をかなり引き上げる、ということを
実感した曲です。


技術に行き詰ったら、というより
技術に入る前に、ぜひ一度
曲のイメージをできるところまで膨らませるのを
限界に挑戦するくらい、やってみるのをおすすめします。


その頃の誕生日プレゼントにもらって
妄想・・・ではなくてイメージをふくらませた月の本です。
作者が沖縄にいると知った時は、鳥肌が立ちました。
月のオデッセイ

CAFE UNIZON・三枝克之雑誌のようなカフェ。価値観の違うひとが集える場所に。 – CALEND-OKINAWA(カレンド沖縄)




しばらくブログを更新しなかったことで
ご心配をお掛けしました。
冬の講座で声をかけてくださった方、
ありがとうございます。

少しずつあんこも食べられるようになって
体調はじわじわ復活しています。

みみ付きたい焼き(大宮駅エキュート内)

あんことトマトのチキンスープ